シュナウザーは、14世紀ごろの南ドイツが原産の口ひげが特徴的な犬種です。シュナウザーという名前は、ドイツ語で口ひげを表す「シュナウツ」に由来しています。
かつては護衛犬としてだけではなく、農場を荒らすネズミ退治としても活躍していた犬種です。親しみやすく従順なシュナウザーは、わんちゃんと暮らすのが初めての方でもしつけやすい犬種といえます。
そんなシュナウザーの性格や特徴、しつけ方などを深掘りしてみました。
犬を迎える前に知っておくべきこと
犬を迎える前に最も重要なことの一つが、ドッグフード選びです。
選んだドッグフードによって、愛犬の健康状態や病気のリスクが大きく異なり、それに伴う医療費も変わってきます。
ドッグフード選びに失敗すると、以下のような問題が発生することがあります。
・成分を確認せずに購入した結果、アレルギーを発症した。
・品質の低いドッグフードを与え、愛犬の健康に悪影響を与えた。
・ライフステージに合わないフードを選び、肥満や栄養不良を招いてしまった。
このような失敗を避けるためにも、ドッグフード選びには慎重さが求められます。
適切なフードを選ばないと、愛犬の身体に負担をかけ、結果的に高額な医療費がかかる可能性があります。特にペット保険に加入していない場合、治療費が高額になることもあります。通院、手術、入院などが必要になると、数十万円の費用が発生することも珍しくありません。
飼い主として病気を未然に防ぐためにできる予防策のひとつは、毎日与えるドッグフードにこだわることです。適切な栄養を摂取し、適度な運動を行うことで、愛犬の健康を保つことができます。
しかし、ドッグフードの種類が多すぎて、何を選べばいいか迷うこともあるでしょう。そんな方におすすめなのが、「natural one(ナチュラルワン)」です。
natural oneは合成添加物不使用で、愛犬の身体に余計な負担をかけません。また、オールステージ対応なので、子犬からシニア犬まで安心して与えることができます。
もしドッグフード選びに迷っているなら、natural oneをぜひお試しください。
目次
ネズミ捕りとして活躍?シュナウザーの歴史
かつては護衛犬としてだけではなく、農場を荒らすネズミを退治するため活躍していた犬種です。ドイツ南部とスイス、フランスの隣接地域で原産されたシュナウザーは、過去にはシュナウザー・ピンシャーと呼ばれていました。
シュナウザーはオリジナルの犬種で、小型化したものが「ミニチュアシュナウザー」、大きくしたものが「ジャイアントシュナウザー」として派生していきました。歴史の古いこの犬種は、スピッツとの交配によって作出されたと考えられています。レンブラントやアルブレッド・デューラーなど、有名画家の作品にも描かれています。
現在ではコンパニオンとして飼われることが多くなりましたが、優秀な牧羊犬としても活躍していますよ。
出典:ブルース・フォーグル著/福山英也監修「新犬種コンパクト図鑑」
シュナウザーの見た目の特徴や種類、性格は?
頬ひげと口ひげ、眉毛
硬くて太いアウターコート
シュナウザーの表情からは、イキイキとした活力が感じられますよ。筋肉質な体型で、大地をしっかりと踏みしめるように歩きます。
外見は「頬ヒゲと口ヒゲ」「眉毛」「硬くて太い被毛」が特徴的です。被毛はダブルコートで、針金のように硬くて太いアウターコートと、柔らかなアンダーコートが生えています。
シュナウザーの種類
シュナウザーの種類 | 体重 | 体高 | 平均寿命 |
ジャイアント | 30~40kg | 60~70cm | 12~15年 |
スタンダード | 15~20kg | 45~50cm | 13~16年 |
ミニチュア | 4~7kg | 30~36cm | 12~15年 |
シュナウザーは「ジャイアント」「スタンダード」「ミニチュア」の3つのサイズにわかれています。ミニチュアシュナウザーはドラマ「マルモのおきて」でおなじみの犬種ですよ。
シュナウザー犬種はミニチュアをはじめ、スタンダード、ジャイアントも安定した人気を誇っています。
シュナウザーの性格
優しく懐きやすい
友好的で社交的
警戒心が強い
シュナウザーは「優しく懐きやすい」「友好的で社交的」「警戒心が強い」といった性格をしています。
優しく懐きやすい
シュナウザーは優しく、人懐っこい性格をしています。飼い主家族に徹底的に尽くし、主従関係を構築しやすく犬種でもあるため、初心者でも飼いやすいと人気があります。ただ、寂しがりやな一面もあるので、孤独な時間が続くとストレスを感じてしまいます。
友好的で社交的
シュナウザーは、他の人や犬・動物とも仲良くなれる犬種です。そのため、多頭飼育の環境でも問題なく過ごすことができます。もし飼い主さんが家を空けることが多い場合、多頭飼育の環境を作ってあげると安心かもしれませんね。
友好的で社交的
シュナウザーは警戒心が強い性格なので、番犬として優れた犬種と言えます。よく吠える性質を持ち合わせているため、しつけでは無駄吠えさせない訓練をしておくいいでしょう。子犬の頃から多くの人と動物に慣れさせておくと、大人になっても仲良く過ごすことができますよ。
シュナウザーを飼いたい!準備しておくものは?
飼育スペース・ケージ
食器類・床材
首輪やリード・おもちゃ
ドッグフードとおやつ
トイレ用品
ケア用品
動物病院
シュナウザーとのとの生活をより快適なものにするために、「飼育スペース・ケージ」「食器類・床材」「首輪やリード・おもちゃ」「ドッグフードとおやつ」「トイレ用品」「ケア用品」「動物病院」などの生活用品や準備を揃えておきましょう。
飼育スペース・ケージ
快適に過ごせるスペースを確保します。室内には犬用のベッドやケージ・クレートを用意しましょう。クレートとは箱状の家のようなものであり、犬にとって寝床となったり安心できるものになります。移動するときにも使え、病院へ連れて行くときや災害による避難の際にも活躍します。
愛玩動物看護師 渡邉鈴子さん
クレートは普段から慣れさせておくことで、スムーズに動物病院へ連れていくことが可能です。クレートを動物病院へ行くときにしか使用していないと、クレート=動物病院という認識になってしまいます。普段から使用することで防ぐことが可能です。
食器類・床材
ご飯を食べる時に必要な食器を用意しましょう。水のみ用のボウルとフードのためのボウルを別々に準備してあげてください。食器類を選ぶ際は「耐久性はあるか」「滑りにくくないか」「大きさは適切か」といったことを目安に探してみてください。床材については、すべりにくい材質のものを選ぶことをおすすめします。
首輪やリード・おもちゃ
散歩や運動をするときのために、首輪やリード・ハーネスを準備しましょう。遊ぶためのおもちゃや知育玩具なども用意しておくと、遊びを通して良好な関係性を築くことができますよ。
ドッグフードとおやつ
健康管理のため、年齢に適した高品質の犬用のドッグフードを用意しましょう。初めて犬を飼育する方は、水と餌だけで栄養が賄える「総合栄養食」と書かれたドッグフードを用意しましょう。飼育に応じて適切な量を与えるようにしてください。絶対に必要というわけではないですが、おやつも同時に用意しておくといいですね。しつけトレーニングの際に「ご褒美」として利用できますよ。
トイレ用品
屋内で飼育する際は、排泄物を処理するための犬用のトイレトレーを用意します。また、トイレトレーニングのために新聞紙やトレーニングパッドも役立ちますので、一緒に揃えておくといいですね。
ケア用品
健康と衛生を保つために、犬用のシャンプーやブラシ、爪切り、歯磨きセットなどのケア用品を用意します。
動物病院
何かあった際や健康管理のために、かかりつけの動物病院も見つけておくと安心です。獣医師の診察や予防接種、必要な薬やサプリメントなどを考慮し予算を立てておくのもいいですね。
シュナウザーに必要なお手入れと飼育のコツ
コーミング 週2回
トリミング 年4回
シャンプー 月1.2回
ジャイアント 1日30分程度を2.3回
スタンダード 1日60分を2回
ミニチュア 1日30分程度を2回
シュナウザーは手間がかからず、初めて犬と暮らしたい方にもおすすめな犬種です。最低限のしつけを守ってあげてくださいね。
被毛の手入れ
シュナウザーは口周りの被毛が長くて特徴的ですよね。食事の際に汚れやすく、放っておくと皮膚病の原因になります。食後には口を拭いてあげてくださいね。
被毛は手入れしやすいですが綺麗な被毛を維持する為に、週2~3回ほどコーミングが必要です。トリミングは年に4回ほどで十分です。シャンプーは月に1.2回ほどしてあげてくださいね。
運動の量
シュナウザーは活発な犬種で、豊富な運動時間が必要ですよ。1日にジャイアントなら30分程度を2.3回、スタンダードなら60分を2回、ミニチュアなら30分程度を2回が目安です。
ジャイアントとスタンダードに関しては散歩に加えて、引き運動や駆け足を取り入れてあげてください。
運動不足はストレスになり、破壊的行動やイタズラにつながってしまいます。
忠誠心が高く賢いシュナウザーのしつけは?
褒めて伸ばす
シュナウザーは、忠誠心が高くしつけしやすい犬種です。人間の3歳児程度の知能を有するといわれるほど賢いです。
ただ、一度間違ったルールを覚えると、そのルールを忠実に守ろうとするため、正しいルールをきちんと覚えさせる必要があります。
飼い主さんの気まぐれでルールと違ったことをすると、変化に適応できず、混乱したりストレスを感じたりする場合もあるので注意してくださいね。
しつけは粘り強く地道に行い、褒めて伸ばす方法を心がけてください。愛犬を信じて、才能を開花させてあげてくださいね。
シュナウザーの平均寿命とかかりやすい病気は?
平均寿命は?
シュナウザーの平均寿命は12~15年です。
シュナウザーといえど、ジャイアントシュナウザーとミニチュアシュナウザーでは体重差が約10倍、体高差が約2倍と体格が全く違います。遺伝的な疾患によって左右はしますが、平均寿命はほとんど変わりません。
かかりやすい病気は?
皮膚病
原因はアレルギー性のもの、ノミやダニなどの寄生虫、細菌の繁殖などさまざま。
シュナウザーの被毛は、硬い上毛と柔らかい下毛のダブルコート。毎日ブラッシングをしないと毛玉ができでしまい、できてしまった毛玉は皮膚病の原因にもなります。
皮膚病になると皮膚に炎症が起こり、かゆみや脱毛などの症状がみられます。ブラッシングの際は皮膚の状態をチェックしつつ行ってください。
結膜炎
シュナウザーをはじめとした目の周りの毛が長い犬種は、毛が目に入ることで刺激になり結膜炎になることがあります。シャンプーやゴミなど異物が入ることで炎症を引き起こすことも。
遺伝的な問題で乾燥性角結膜炎を発症することもあり、涙の量の変化や充血など変化を見逃さないようにしてください。
外耳炎
垂れ耳であるシュナウザーは外耳炎になりやすい犬種です。耳の中の通気性が悪く蒸れてしまい、汚れやニオイが気になるようになります。
かゆみや痛みがあるため耳を引っ掻く様子を見せることがあり、このとき外耳炎になっていると気付くことが多いでしょう。
外耳炎を放置していると炎症が奥まで広がり、中耳炎や内耳炎を引き起こす場合もあります。
尿結石
シュナウザーは遺伝的に尿結石になりやすい犬種です。特にシュウ酸カルシウム結石とストルバイト結石に注意してください。
飲水量やフードの種類の見直しなど、日常的に対策するのがおすすめです。それでも遺伝的になりやすいため、対策していても発症することも。
一度治ったとしても再発しやすいため、水を飲める場所を増やしたり獣医師と相談のもとフードの変更したり、尿結石になりにくい環境を作ってあげましょう。
愛玩動物看護師 渡邉鈴子さん
シュウ酸カルシウム結石は、食餌や水で融解できません。取り除くには外科手術を行わなければなりません。麻酔は犬に負担をかけますので、普段から水を積極的に飲ませるなどしましょう。
参考:ミニチュア・シュナウザーの特徴・飼い方|犬・猫のペット保険ならFPC
シュナウザーの子犬を迎えいれたいときのポイント
皮膚の状態
歩き方
両親の血統確認
シュナウザーの子犬を購入する場合は健康面の確認が大切です。たとえば「アレルギー性皮膚炎」などの皮膚病にかかやすいので、子犬を選ぶ際には皮膚の状態をチェックしてみてください。
また、関節に問題を抱えている子もいます。関節疾患を持っていると歩き方に異常が見られるので、確認してくださいね。
先天的な目の病気を抱えている場合もあります。シュナウザーは少なからず遺伝疾患を持つ犬なので、両親の血統確認をすることをおすすめします。
尿結石を気にして選ぶ?シュナウザーのごはんの選び方とおすすめのドッグフード
シュナウザーは尿結石になりやすい犬種です。
尿結石にならないように「尿結石を構成するマグネシウム、カルシウム、リン、尿酸などミネラル量が抑えられたフード」を選ぶのは決して悪いわけではありませんが、「栄養基準を満たしつつバランスが取れている」ドッグフードのほうがおすすめです。
例えば、リンの量を抑えていると骨や歯の密度が減ってしまう可能性があります。また、マグネシウムは体内のエネルギー代謝全般に関わっており、不整脈など心臓に悪影響を及ぼす可能性が。
そのため、尿結石予防のために各種ミネラルが抑えられたフードを与えるのはおすすめできません。
栄養バランスが整ったもの、もしくはウェットフードを取り入れて食事で水分摂取量が増えるよう工夫してみてください。
総合栄養食と一般食
ドッグフードをメインで与えたい場合は、「総合栄養食」と表示されているドッグフードを選びましょう。これは水と一緒に与えるだけで、健康が維持できるドッグフードのことです。選ぶ際は原材料を必ず確認しましょう。主原料が「肉類」であることが望ましいですよ。
手作り食をメインで与えたい場合は、「一般食」と表示されているドッグフードがおすすめです。いわば「おかず」のようなものであり、トッピングとして利用することで手軽に栄養を追加することができます。
食事量
ドッグフードの裏面に記載されている量をあげるようにします。ただ、体重との換算表は、愛犬が「理想体型」であることを前提としているので、太っている子や痩せている子は量の調整が必要となります。
多頭飼いにも向いてる!シュナウザーと暮らす
好奇心旺盛のシュナウザーは、誰とでも仲良くでき、家族がいる方やお子さんがいる方にもおすすめです。また、他の犬種とも仲良くできるため、多頭飼いに向いています。すでに犬のいるご家庭でも安心して飼うことができますよ。
飼いやすい犬種であるシュナウザーと是非、一緒に暮らしてみてくださいね。
愛犬といつまでも健康に過ごすために…
フード選びが愛犬の健康の鍵!
愛犬が健やかに暮らすためには、毎日の食事がとても重要です。ワンちゃんも私たちと同じように、日々の食事が健康に大きく影響します。適切なフード選びで、病気のリスクを低減し、医療費の負担も軽減できます。
多くの飼い主さんが、愛犬との楽しい時間にお金を使いたいと思っていますよね。そのためにも、毎日の食事から愛犬を守ることが大切です。
慎重にドッグフードを選んで、愛犬が長く健康でいられるようサポートしましょう!
どのドッグフードがベスト?
結論から言えば、総合栄養食で全ライフステージに対応している「natural one」がおすすめです!
「natural one」は子犬からシニア犬まで、あらゆるライフステージで安心して与えられるフードです。
多くのドッグフードはライフステージに応じて選ぶ必要がありますが、「natural one」なら、その手間が不要。ドッグフードを切り替える際のストレスや体調不良のリスクも回避できます。
また「natural one」なら、成長に合わせたフード変更の悩みを解消できます。さらに、AAFCOの基準を満たした総合栄養食なので、水と「natural one」だけで、1日に必要な栄養素をすべて摂取できます。
「natural one」のおすすめポイント
数ある高品質なドッグフードの中で、「natural one」を選ぶべき理由をご紹介します。
①食いつきと栄養バランスが抜群
「natural one」は、97%のペットオーナー様から食いつきが良いと高く評価されています。新鮮な生肉を50%以上使用しているため、嗜好性が高く、ワンちゃんの健康な体作りに最適です。
お肉だけでなく、野菜や果物、雑穀も含まれており、ビタミンやミネラルが豊富です。腸内環境を整える乳酸菌やオリゴ糖、食物繊維も配合しており、免疫力の向上に貢献します。
②94.4%の獣医師が推奨
「natural one」は、94.4%※の獣医師が推奨するドッグフードです。食いつきの良さ、厳選した原材料、栄養バランスに優れ、愛犬に安心して与えられます。
③お試ししやすい
「natural one」は、定期購入に縛られることなく、1回だけのお試し購入も可能。さらに、初回割引もあり、お得に試せます。2回目以降も割引が適用されるため、継続がしやすいのも魅力です。